タケノコCARS

~現役営業マンが自動車関連の疑問を解説~

同乗者を不快にさせない上手な運転操作のコツを解説‼ブレーキ操作やカーブの曲がり方教えます

この記事は以下の内容へお悩みの方へ向けた記事になります。

 

この記事で解決できるお悩み
  • 初心者でまだ運転が怖いので練習方法を知りたい
  • 初めての車を買ったので運転が上手くなりたい
  • 街乗りでスポーツドライビングの基本を練習したい

私も学生時代に初めての愛車を購入したとき上手な運転とは何なのか?

という疑問を持っていました。

 

今回紹介するのはどれも私が学生時代か現在までやり続けている

運転の練習方法になりますがどれも手軽且つ普段の運転の中で練習できます。

現在では自動車業界に務めておりますが私の運転のベースとなるのが

この記事に詰まっていますので是非とも最後までご覧ください。

 

 

 

 

上手い運転とは

運転の上手い、下手の基準というのは何でしょうか?

基準は人によって異なるとは思いますが主に下記の内容になるかと思います。

・安全 ・同乗者が不快にならない ・余裕がある

・気遣いができる ・速く走れる

 

「運転が上手くなりたい」と考えている方はこの中のどれかに必ず当てはまっているかと思います。

この記事ではこのような目標を持っている方全てに向けて書いています。

なのでこの記事で解説していることを実践していただくことで必ず運転が上達しますので最後まで読んでみてください。

 

前後左右の状況を把握

運転が上手い人はまず周りの交通状況をすべて把握しています。

「そんなことは分かっている」と考える方もいるかもしれません。

しかし後続車がどのような状態かということを把握できていない方は案外多いです。

 

また自分の走行車線には気が向いていても対向車線にも気が向いているという方は

少ないのではないでしょうか?

 

ここで一つの例えを出します。

対向車線に路上駐車をしている車がいる

  • 走行してくる対向車が車線をはみ出してくるかもしれない。

  少し左側に寄せて走行しよう

 

私は常日頃このようなことを考えながら運転しています。

しかしこれが出来ていない車がほとんどです。

 

このように走行車線だけではなく対向車線にも意識を向けることで安全運転や

対向車への気遣いにつながるわけです。

 

 

 

遠くへ目を向ける

周りの交通状況に目を向けられるようになったら次は目線をできるだけ

遠くに向けてみましょう。

 

ここで解説する「遠くに向ける」というのは常に遠くを見ている

というわけではなく

「近くを見る」→「遠くを見る」→「近くを見る」→・・・

これを繰り返すようにしてください。

 

目線を3個先の信号に目を向けたところ信号機が黄色点滅に変わった

  • もうすぐ信号が赤に変わるからアクセルを緩めてブレーキを踏む

  準備をしよう

このような意識につながります。

この意識は結果的に急ブレーキを踏む可能性が低くなる分、

安全運転になると同時に同乗者が不快にならなくて済みます。

 

運転中の目線の動かし方は運転の上手さの6割~7割をしめると

私は考えていますので。目線をできるだけ動かして

周囲の交通状況を把握できるよう心がけてみてください。

 

ブレーキ

扱いが下手だと一番同乗者が不快になるのがブレーキです。

ある程度運転に慣れている方ならわかるかと思いますが、

 

基本的にブレーキは車が停車する直前に少し緩めます。

停車時に同乗者が前のめりにならないように行う動作ではありますが

この操作に苦手意識を持っている方は非常に多いので

 

この「ブレーキを抜く」操作について上手くなる方法を解説していこうかと思います。

 

ブレーキを抜く

ブレーキは踏むと前方向に重力が加わります。

これは物理法則ですので仕方がないことですが、この重力変化が同乗者が

不快に感じる運転の最大の要因となります。

 

ここで覚えておいてほしいことはブレーキを踏むことは

誰にでもできるということです。

 

難しいのブレーキを抜く操作になりますので是非とも練習してみてください。

  1. 前方の信号が赤になったタイミングでブレーキを踏む
  2. スピードが減速するにつれてブレーキを緩める
  3. 停車時にブレーキを緩め、前方向にかかるGを逃がしながら停車する

少しできるようになってきたらブレーキを踏んでから

停車するまでの距離を短くしてみましょう。

 

MAXの効きを知る

いざという時に自分の車のブレーキがどれくらい効くものなのか把握しておくことは

安全面でも重要になります。

 

深夜の工業地帯などの車通りがない場所で10km~30kmくらいの速度で

ブレーキをできる限り強く踏み込む練習をしてみてください。

ブレーキの限界を知ることが出来ると同時にいざという時に

ブレーキを踏み込むへの恐怖心を和らげることが出来ます。

 

「こんなことに意味はない」と思うかとも多いかとはおもいますが

この練習を行った後に普段通りに街乗りしてみるとブレーキに対する心の余裕が変わります。

 

踏む力を一定にして止まる

 

これはかなり難しい練習になります。

  1. 先行車がいない状態で前方の信号が赤に差し掛かっている
  2. ブレーキを踏み込む
  3. ブレーキを踏む力を一定に保ち、停止線直前でとまる

 

「3」でいう一定に保つというのは踏み込む時だけでなく緩めるのもやめましょう。

ここまで出来るようになればブレーキの扱いに関してはスペシャリストと言えます‼

街乗りでも十分できる練習なので是非実践してください。

 

ただしブレーキを踏み込まないと危険な状況では迷わず踏み込みましょう。

 

アクセル

アクセルあっての自動車ではありますが、私自身自動車の運転でアクセル操作は

あまり重要視しておりません。

 

車の操作において止まる、曲がるのほうが重要だと考えていますので

サラッと解説していきます(笑)

 

アクセルで距離の調整

走行中に前方車との距離が詰まってしまってブレーキで距離を調整することってありませんか?私はありません(笑)

ブレーキで前方車との距離を調整するようなのはナンセンスだと考えております。

 

ブレーキというのは踏めば踏むだけ同乗者の不快感を誘いますので

極力踏まないことを心がけてください。

前方車との距離は極力アクセルの微調整で保つ練習をしてみてください。

これだけで不快なGの変化を減らし、細かなアクセル操作の練習になります。

 

ハンドル

アクセルとブレーキでは前後方向の重力変化を発生させますが

ハンドル操作では左右方向の重力変化を発生させます。

そのため運転に慣れていない方の中にはハンドルを切ればどこまでも

車は思った方向に曲がってくれると考えている方が大勢います。

 

ですが実際には車を曲げるためにはアクセルやブレーキの使い方も重要になります。

プロドライバーのがよく「アクセル、ブレーキで曲げる」とよく仰いますが

アクセル、ブレーキも曲げる為の重要なファクターであると覚えましょう。

 

 

 

ペダル操作との反比例

基本的に意識すべき操作は以下の通りになります。

緩やかなカーブに侵入する時の例
  • カーブに侵入

アクセルを緩める / ハンドルを切り込む

  • カーブ終わり

ハンドルを戻す / アクセルを踏み始める

 

覚えて頂きたいのはハンドル操作とペダル操作は反比例させることです。

基本的にタイヤの仕事量の限界は決まっており縦方向と横方向では

同時に100%の仕事させることはできないということです。

 

角度は変えない

ハンドルを何度も切りなおすのは左右方向に重力が揺さぶられるので

非常に乗り心地が悪くなります。

 

なのでカーブではハンドルは一度切ったら角度を変えないことを意識してください。

カーブでハンドルを切り増ししないコツはアウトインアウトです。

アウトインアウトとは

カーブの外側から内側に向かって侵入し、カーブの外側に抜けていく

モータースポーツのテクニック

 

まとめ

運転が上手くなるために意識すべきことまとめ
  • 目線はできるだけ遠くに向け、周りの交通状況を常に把握する
  • ペダル操作、アクセル操作は極力少なくする
  • ペダル操作とアクセル操作は反比例させる
  • ブレーキの最大制動力を把握する

これまでの解説では街乗りでの例えを出してきましたが

実は全てモータースポーツでも応用の効くテクニックです。

 

街乗り≠スポーツ走行

 

と考えられがちですがスポーツ走行というのは基本的に

街乗りで行っていることを超高速で行っているだけですので

後々スポーツ走行を考えている方も街乗りから少しずつ練習してみましょう‼